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留年が無い!?子供が過敏性腸症候群で高校を退学することになった

留年は無く、即退学扱いになるらしい

今の高校は留年=退学になるらしい
近年は留年が無くなった?それとも地域性?

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは、精神的なストレスや自律神経バランスの乱れなどによって腸のはたらきに異常が生じ、便秘や下痢など排便の異常を引き起こす病気のことです。

排便の異常の現れ方は人によって異なり、絶えず下痢が続くケースもあれば、便秘と下痢を数日ごとに繰り返すケースもあります。また、腹痛やお腹の張りなどを伴うことも多く、中にはトイレから離れられず日常生活に支障をきたすようなケースも少なくありません。

日本人の10%程度は過敏性腸症候群であるとされており、この病気は決して珍しいものではありません。多くは過度なストレスや緊張などによって引き起こされると考えられていますが、原因がはっきり分からないケースも多々あり、治療が難しいこともあります。

また、過敏性腸症候群は検査をしても腸に器質的(目に見える)な異常が見られないことも特徴の1つです。そのため、病気のつらさの理解を周囲から得られず、悩みを抱えるケースも多いと考えられています。

引用:Medical Note

命を脅かすほどの重大な病気ではないためか、周囲からの理解が得られず悪循環になっていることもあるようです。

子供の症状

過敏性腸症候群には3つの型があり、お医者さんの診断では子供の症状は便秘型とのことでした。
元々便秘がちな子ではありましたが、中学の途中から徐々に休みがちになり体調も悪化の一途を辿りました。

症状は便秘型と言いつつ、最終的には吐き気をもよおし朝はしばらくトイレに籠るようになりました。
また通学時に使っていた電車では吐き気に耐えられず何度も途中下車をしながら登校したようです。

病状はいつから出ていたか

症状が出始めたのはコロナウイルスによるオンライン授業が通学授業に切り替わって以降です。
コロナウイルスが広まり始めた年はちょうど小学校最終学年の年で、通学はできず卒業式も開催できませんでした。
この頃は中学に入ってからも暫くはオンライン授業が続いていましたし、何度も授業方式は切り替わっていました。
この時期から体調不良で休むことが何度かありました。(当初は過敏性腸症候群とは分かってなかった)

特に顕著に症状が出始めたのは、受験を控えた中学3年生になってからです。
受験のストレスなど新たにストレス要因が増えたことに加え、この年はコロナウイルスに感染し発熱を伴う症状が出ました。
(今調べてみるとコロナ後遺症として過敏性腸症候群があるようですね)

詳しい症状を共有したわけではありませんが、子供の同級生の中にも過敏性腸症候群と思われるお休みが何件かあったように思います。

高校の入学が決まってからは新たな希望に向かって子供の気持ちが前向きになっているように感じていました。
ですが本人の前向きな姿勢とは裏腹にぽつぽつと学校を休みだし、夏休みが明けてからはほぼ登校できず・・・
慣れない新しい環境や電車通学になり満員電車のストレスもあったんだろうな。

親として正しく理解できていなかった

過敏性腸症候群という病気に対してもそうですし、子供の状況を正しく理解できていませんでした。
今にして思えば、うつ病など精神的な病と同様のアプローチが必要だったと思います。
なんらかの要因によって身体が無意識に分泌する脳内物質は自分自身でコントロールするのは困難です。
自分の頭が登校することがベストだと思っていても、身体が言うことを利かないのです。

私自身が中学~高校生の頃に登校したくないと思った時期があったので、話をよく聞き叱咤激励すれば対処できるのではと安易に考えしまっていました。
こういった認識のズレも子供を苦しめ、症状を悪化させる要因にもなったのではないかと思っています。
もちろん理解があっても100%完璧な対応を行えるとは限りませんが、理解することを怠る理由にはなりません。

身体と心のバランスが崩れている時はゆっくり休むことが最善だと思います。
でも頑張って欲しい。応援したい・・・本当に難しいです。

高校からの連絡で発覚したこと

夏休み以降登校できていない。このことを把握できたのは実は高校からの連絡を受けた時でした。
それまではなんとか子供を送り出し、メッセージのやりとりもしながら登校を見守っていました。

ただ、個人的に違和感を感じたこともあります。それは4時間授業ぐらいの帰宅が続いていたことです。
高校ってこんなに早く終わるっけ?電車の時間を入れるとちょっと早すぎないか?
その数日後、高校から一本の電話が。

「息子さん登校できてませんが、体調大丈夫ですか?出席日数が足りず退学になりそうです」

え゛!?

留年ではなく退学

自分の感覚では高校に留年はあるものと思っていましたが、子供が通っていた高校は単位が足りない場合は留年はなく退学のみとのこと。
高校からの連絡を受けた後は家族会議を行い「今の高校で頑張りたい」という子供の意向を尊重することにしました。
個人的には「無理せずに次を探せばいいんじゃない?」というのは喉まで出かかっていましたが、子供の頑張りたい意思を静止するべきか悩んだ末に子供の意向を尊重することに。

結果としては、症状は悪化するのみで一度も通うことはできず退学になりました。

夏休み明けから発覚までどうしていたのか

高校からの連絡で通学できていないことが発覚したわけですが、夏休み明けから約1か月間行ったふりをしていたことになります。
帰宅まで4~8時間でしたが、その間どのように時間を潰していたのか?
駅のホームや駅のトイレで時間をつぶしていたと聞いた時はかなりの衝撃を受けました。

夏休み明けの時期はまだまだ気温も高くてうだるような暑さが続いています。
駅のホームやトイレはエアコンも無く過ごしやすい環境とは言えません。
そんな中親に言えない、期待を裏切りたくないとごまかしていたことに・・・そもそも体調悪いのに余計に辛い。

もちろん一番辛いのは本人です。でも誰にだって相談しづらいこと言いづらいことはあるもんね。近親者であるほど言いづらいもんね。
気付いてあげられなくてホントごめん。
ただそんな嘘ついてたらゆっくりしたい家ですら居心地が悪かったはず・・・胸が締め付けられます。

悪循環だったろうなぁ。

通信制高校

今回調べてみて分かったことですが、最近の通信制高校って自分が学生だった頃と比べると随分進歩しているんですね。
高校卒業資格さえ取れればいいという方針の通信制高校もまだあるようですが、将来を見据えたカリキュラムも整っており自分が高校入学時に今の通信制高校があれば、選択肢の一つに入っていたなと思うほど魅力的です。

https://nnn.ed.jp/

まとめ

過敏性腸症候群は

  • 怠けているわけではない。周りの理解が必要。
  • 回り道したっていい。焦らず気長に付き合う。
  • センシティブな問題。言葉選びは慎重に。

子供は暫くゆっくり静養した結果、顔色にも明るさが戻り本人の本来の性格が戻りました。
今は一緒に運動をするようになり会話も増えています。とりあえずはひと安心です。

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